1992-05-13 第123回国会 衆議院 商工委員会 第10号
秤とか尺貫とか、意外に入っている。だんだんそれは変化するとしても、それというものを同時に庶民の生活では使えるようにしておかないと、ひどい混乱が起こるわけであります。
秤とか尺貫とか、意外に入っている。だんだんそれは変化するとしても、それというものを同時に庶民の生活では使えるようにしておかないと、ひどい混乱が起こるわけであります。
そこへ、そういう単位系になじんでいないような操縦士でありますと、瞬間的な事故が起こるときに、フィートで言うのかメートルで言うのか尺貫で言うのかが頭の中で余り混在していますと、こうした種類のものはよろし。くない。先進的技術の分野であればあるほど、そういう部分とくっついているのはまずいのです。後発的な部分はよい、レベルの低いものならよいけれども、それがひどくまずい状況にあるのではないか。
だから、今おっしゃったようなメジャーならメジャーの目盛りが、メインはメートルでおってサブが尺貫だというふうなのはもろろん問題はない。今局長はその逆のことをおっしゃいましたけれども、逆のことでもいいとおっしゃるんだから、これは問題はないはずです。しかし、車ほどさように、計量法の改正だということで一つまずびんびんとくるのは、これは一体どうなるのかな、生活に不便が起こらぬかなというふうな懸念です。
いまおっしゃったように、やはり総務長官、長い間なじんでいた尺貫、これをメートル法に変えた、これもやはり世界に通用しないからですよ。すべての産業の面、科学の面、学術の面で世界に通用しないから変えたということです。これは当時の国会への提案説明の中でもそういうふうに指摘をされているわけです。
それから、尺貫単位の併用の問題につきましては、これは先ほどからお答え申し上げましたとおり、メートル法推進という観点からいたしますと、とても私どもといたしまして受け入れることのできない御提案でございますが、ただ、渋沢先生の御指摘になっておられる御趣旨は、私どもとしても全く同感の部分もあるわけでございます。
○渋沢委員 メートルと尺貫を法律の上で平和共存、明文化させよと言っているわけじゃなしに、先ほど言いましたように、罰則で抑えていこうということが事実上無理であるということをあなた方御自身が証明なさっておるのじゃないか、そこが問題なのではないかという指摘を申し上げておるわけであります。
につながるのではないかという御指摘でございますが、私どもといたしましては、計量単位を国家的に統一するということが、大変いろいろな面におきまして有効なことではないかという気持ちを持っておりまして、これはまあ世界各国の例を見ましても、おおむねそういう方向に向かっておるわけでございまして、先ほど申し上げましたように、日本におきましても明治十八年以来メートル系に入ってきたわけでございまして、昭和三十四年以降は尺貫
したがいまして、ただいま対馬先生から御指摘のございまた、たとえばモルでございますとかあるいはジーメンスあるいはパスカルという言葉は確かに現段階におきましてはなじみの薄いものでございまして、従来の尺貫系に比べますと、とんでもないようなものが出てきたというふうにお考えになるかもしれませんけれども、これは国際度量衡総会におきまして国際単位といたしまして採用しようということが決議されたわけでございます。
次に、計量法で尺、貫、坪などの国民生活になじみの深い計量単位の使用を禁ずる一方で、今回の改正案の中に非常にむずかしい、つまりモル、ジーメンス、パスカル、ベクレル、グレイというようななじみのない単位の導入をはかっているわけですが、かえってこれが国民になじまないじゃないか、こういうものは、いわば国民生活の取引慣行等を考慮しないで、強引に計量単位の統一を図ろうとする姿勢があるのではないかというふうに、やや
そういう意味では、この計量法問題について、尺貫の方の目盛りを認めるような何らかの便法をぜひ考えるべき時期に来ておるし、ぜひそういうことは必要であろうと思います。
単位といたしましてはいわゆる尺貫系を採用いたしておりましたが、その後メートル条約に加盟をいたしまして、メートル原器、キログラム原器を受領いたしましたので、メートル法と尺貫法の併用の形になったのでございます。
経緯を申し上げますと、メートル系の単位と尺貫系の単位の併記ということでございますが、通産省では従来からメートル法を推進いたしております立場から、併記は認められないという通牒を出しました。建設省の通達では、併記は違法であるという通達が出て、この点食い違いが生じたわけでございます。
ところが一般の申請が依然として尺貫で出てまいっておりますので、それを受けて表題部を書きかえるということはいたしておりませんでございました。
その場合に、登記簿が尺貫で書いてあるから平方メートルで書かれた申請書と、今度は登記簿が五号でもって抵触するのではないかということにつきましては、いま申し上げましたように、抵触はしない、こういうふうに解釈しております。
○住吉説明員 その点につきましても、先日来通産省それから内閣法制局その他と御協議いたしまして、平方メートルあるいは平方メートルの説明書きとしてのカッコ尺貫、これは受理すべきである、こういう趣旨に解釈いたしました。
ただしかし、昨日も申しましたように、そのことでもってもちろん私どもは事足れりとしておるわけではございませんで、閲覧に際しまして、あるいは謄抄本の交付に際しまして、登記簿は現在尺貫でその面積単位が表示されているので、その取り扱いに間違いのないようにということは、奥書きもありますし、掲示もいたして十分指導していきたい、こう考えております。
○田中(武)委員 十三条が出てきたので、ちょっと局長、関連してだけれども、十三条の解釈は、適用期限前、たとえばさようならきょうは期限前ですが、きょう尺貫でもって表示したもの、あるいは契約に書類をもって表示した場合、それは期間後、十一条にかかわらず適用がない、こういうことでしょう、十三条は。それでここに宅地何坪幾らというやつを建てておる、これは期間前に表示しておるんです。
ただ、いま申します大都会の登記所におきましては、何ぶんにも一日に謄抄本の件数が相当多量にございまして、これを一日のうちに出してしまうこと自体が現在手一ばいでございますので、あるいは尺貫で出すことになろうと思いますが、その際は、先ほど申しましたように、奥書きにおきまして、この謄抄本に表示されている面積は尺貫で書かれているのだから、それをそのまま取引上使わないようにという趣旨の奥書きをいたしております。
この規定によりますと、本年三月三十一日までに尺貫ですでに記載された文書の表示は、計量法十条一項の規定にかかわらず、なおそのままでよろしいという趣旨の規定がございます。
したがいまして、原本自体が尺貫で書かれてございますので、謄抄本ということになりますと尺貫で出ます。しかし、それではいま先生御指摘のように取引間に誤解を生じますので、その際には奥書きに、この謄抄本は尺貫単位で記載されているものであるという注意書きをつけまして、それをそのまま取引上の計量単位として使わないように、その点は十分措置を講じておきたい、こう考えております。
そこにやはり、これが若い人たちの間は、もうわれわれの子供たちなどは、みな尺貫といったらそのほうに混乱が起こるんで、しかもそのことが国際的にも通ずるし、また覚え込んだら計算も単純であるということで、ただわれわれは、尺貫になれてきたので切りかえの波乱ということだけであって、もしこれをのみ込んだとしたならば、このほうがずっと日常生活にも便利でありますから、いつかはやっぱり踏み切らざるを得ない。
私どものほうでは、先ほど先生のおっしゃいましたように、尺貫で、坪でもって表示されております土地、建物の面積を平方メートルへ換算するための換算表といいますか、これは特に宅地につきましては小数点以下二位まで、現在何坪何合何勺というところまで表示してございますので、一勺ごとの換算書を千坪まで――つまり〇・〇一坪、一勺から千坪までを一勺きざみで、約五、六百ぺ-ジのものになりますが、そういう換算書をまず用意しつつございます
なお尺貫関係の方面からも、メートル制との併用なり、あるいはそのほかポンド制の側からもいろいろ問題が出ております。政府は日米経済協力ということを特に強調されながら、その立場からいつてもはなはだ矛盾するような点が出ておるのであります。
そこで甚だ遺憾ながら今尺貫を使つて罰せられたらどうかという、それは我々も尺貫を使つて罰するということは決していいとは思いません。そんなものは法律で規定すべきものでない。むしろこう指導奨励、こういうもので行つて、決して法律で臨んでやるべきものではない。かかるセクシヨナリズムの強い、小さいところで小さい殻を作ろうという気持でいる日本ではそこに何らか統制力を持たせなければならんようになるかも知れません。
極く卑近な例で申しましても、生鮮食品の取引の値段の決定、価格の決定はすべてその日その場のせり売りによつてきめるのでありますが、そのせり、間髪を入れんような殆んど戦場に等しきせりをする頭はすべて尺貫本位でありまして、これを若し一定の時期に全然廃止して、新らしい計量法で取引をしろということは殆んど不可能なことではないか。
私の教育面から申しますというと、工学全般についてはすでにメートル制で学生はことごとく教育されておりまして、今更フートポンド、尺貫等と申しても全く通用いたしません。過去の学生は尺貫或いはフートポンド等でやつて参りました。
それからポンドというと四百五十グラム、日本の尺貫正法に直しまして百二十匁、こうしておりましたのでありますが、この昭和何年かの度量衡法改正のときに、いわゆる薬関係のものは一貫したメートル法に変りまして、現在はすべて名称はオンスを用いてありましても、これは一つの単位であつて、百グラムの四分の一というものの一応慣例名称として、いわゆるグラムで考えております。
率直に申し上げますれば、この計量法と、眞鍋委員の言われるところの尺貫あるいはヤード、ポンドの併用には何等関係ない、別問題であるというふうにお考え願つた方がいいのではないかと考えておるのであります。
なおもう一人は工学博士で東大の名誉教授であり、ことにわれわれの尊敬をしている伊東忠太博士は原案に反対して、現メートル法と尺貫法との優劣は述べないが、尺貫並びにメートル、ポント、ヤード三者併用論者であるところの博士は、進んでその主張をこの公聴会に吐露せられたいというお申出があつたと聞いておるが、これはとにかく全国的の代表であるにかかわらず、お取上げがなかつた。これは委員長の責任ではないでしよう。
しかるところ国民はたちまちその不可なることを認め、こうごうたる非難の声は天下に満ち、昭和八年遂にわが尺貫法存続連盟は油然として雲のごとく起り、メートル専用に反対して、尺貫メートル両方併用を主張するに至つた。
従来は、現在の度量衡法によりますと、検定対象以外は検定を実施しないということになつておつたのでありますが、先ほど申し上げましたように、尺貫、ヤードポンド法の残る部面があるわけでありまして、この面につきましては、もちろん検定も三十三年以後は実施をするということになります。